私の人生と、神秘思想への目覚め

私の人生は、決して穏やかなものではありませんでした。
幼い頃から孤独を感じ、家庭にも安らぎを見いだせずに育ちました。学生時代にはいじめや教師、父親からの暴力を経験し、社会や周囲に反発しながら、「いつ死んでもいい」と思いながら生きていた時期もありました。
そんな中でも、私は自分の人生を変えたいという思いから、モデルや歌手を目指したり、ナイトワークを経験したり、エステサロンや派遣業の経営に挑戦したりと、さまざまなことに取り組んできました。
21歳のときには、新しい人生を歩みたいという思いから、貯金もなく借金を抱えた状態で上京しました。地元を離れ、東京で新たな生活を始めたものの、人間関係や恋愛での苦しみ、精神的DV、裏切り、詐欺被害、借金、住む場所を失うなど、幾度となく困難に直面しました。
当時の私は、お金があれば幸せになれる、誰かに愛されれば幸せになれると信じていました。そのために必死に働き、恋愛にも多くの時間を費やしましたが、どれほど求めても心が満たされることはありませんでした。
何かを乗り越えたと思えば、また新たな問題が現れる。「なぜ私はこんな人生を歩まなければならないのだろう」「本当の幸せとは何なのだろう」そんな問いを抱えながら、私はずっと人生の意味を探し続けていました。
目に見えない世界との出会い
もともと私は霊感が強いと感じており、幽霊の気配を感じたり、霊に取り憑かれたと感じる体験をしたり、亡くなった祖母と会話するという不思議な経験もありました。こうした出来事をきっかけに、自分自身の霊的な感覚を意識するようになり、目に見えない世界への関心が深まっていきました。
一方で、当時は仕事や遊びに明け暮れる生活を送っており、無理が重なって体調を崩し、一か月の間に二度も入院することになりました。
この経験をきっかけに、それまでの生活や働き方を見つめ直すようになりました。そして、本気で人生をかけて精神世界を探究するために、仕事やお酒、それまでの人間関係をすべて断ち切ることを決意しました。
本格的に精神世界を探究し始めた頃には、パワースポットを巡ったり、滝行を経験したりするなかで、天使に強く惹かれるようになりました。
天使についての本を読み始めた頃、天使のことを考えていると、空から羽が降ってきたり、玄関先や靴の下に羽が落ちていたり。そんな不思議な出来事を重ねるなかで、目に見えない世界への関心はさらに深まっていきました。
カバラと古代叡智への探究
私が初めに深く惹かれたのは、オカルトや西洋神秘主義の世界でした。
やがてトートタロットというタロットカードに出会い、その制作者であるアレイスター・クロウリーの魔術や神秘主義の書物に強く心を惹かれました。
初めは理解することさえ難しい内容でしたが、不思議と学び続けることができ、そこからカバラの「生命の樹」へと探究を広げていきました。
独学で学び続けるうちに、より深い知識と実践を求めるようになり、魔術学校へ入学しました。
さらにカバラの学びからヨガ哲学へと関心が広がり、本場インドへ渡航してヨガの修行を経験しました。帰国後には一か月間の断食を行い、瞑想や内面と向き合う実践を重ねました。その翌年も再びインドへ渡って、ヨーガ・スートラなどの哲学を学び、二度目となる一か月間の断食も経験しました。

私にとって、神秘思想の探究には修行が欠かせませんでした。
修行を重ねるたびに、自分自身の思考や感情、物事の捉え方が変わり、それまで気づかなかった自分の内面と向き合うようになりました。書物から得た知識を理解するだけでなく、自分自身の心と身体を通して確かめることで、多くの気づきを得ていったのです。
そして、神秘思想の学びを深めていたある日、突然、インドの女神カーリーが降臨するという強烈な神秘体験が訪れました。
破壊と再生、そして変容を象徴する女神カーリー。私にとって、この出会いは人生の大きな転機となりました。それまで書物を通して学んできた神秘の世界が、自分自身の体験と深く結びついたのです。

学びによって変わった人生観
初めの頃、神秘思想はおとぎ話のような本の世界のことで、自分とは別次元の話だと思っていました。
しかし、学びと実践を重ねるうちに、自分自身の意識や物事の捉え方が少しずつ変わり始めました。
特にカバラの生命の樹は、人間の意識や宇宙の仕組みを理解するうえで、私に大きな影響を与えました。
それまで不幸だと思っていた経験も、自分自身の生き方を見つける過程だったのではないか。そう考えられるようになったとき、両親を責め続ける気持ちから離れ、過去を受け入れられるようになりました。
そして、私が長い間求め続けていた幸福についても、考え方が大きく変わりました。
それまでは、お金や恋愛、社会的な成功など、自分の外側にあるものによって幸せになれると信じていましたが、カバラやヨガ哲学を学び、実践を続けるなかで、幸福は自分自身の内面のあり方と深く関係していることを実感するようになりました。
振り返ってみると、私が人生で苦しみ続けてきた理由の一つは、生きるうえで大切な知識を持っていなかったことでした。
私たちは生まれてから、家庭や学校、社会のなかで多くのことを学びます。しかし、自分自身の意識の仕組みや感情との向き合い方、人生をどのように生きるのかという根本的なことを、深く学ぶ機会は限られています。
親もまた、自分が育ってきた環境や価値観のなかで子どもを育てます。そして、その価値観が次の世代へと受け継がれ、私たちは知らず知らずのうちに、自分の生き方や可能性を制限してしまうことがあります。
しかし、インドでの修行や古代叡智の学びを通して、幸福の本質は外側にある条件だけで決まるものではなく、自分自身の内面を理解することにあると気づいたのです。
この経験から、真の叡智を学び、自分自身の人生に生かしていくことが、本当の幸福へとつながるのだと確信しています。
神がこの世界を創造したのであれば、その仕組みを理解するためには、神の叡智を学ぶ必要があると私は考えています。
ゲームに攻略本があるように、私たちが生きるこの世界にも、人生を理解するための叡智が古代から受け継がれてきました。
精神世界の探究は、決して容易なものではありません。しかし、私は神の叡智を学び、実践することで、人生が180度変わるほどの大きな変化を経験しました。そして、本当の幸福とは、知識を得るだけでなく、自分自身の心と身体を通して実感するものだと気づきました。
やがて、宇宙全体への愛やつながりを強く感じるようになり、自分自身のためだけではなく、宇宙のために生きるという大きな宇宙愛へとたどり着きました。
私が伝えたいのは、どれほど多くの知識を持っていても、それを人生の中で経験し、心と身体を通して理解することで、初めて自分自身の智慧となるということ。
そして、私たちが探し求める真理は自分自身の内側にあり、人生で経験するすべての出来事が魂の成長につながる学びであるということです。
イシャロン
M.A.I.A. — Metaspi Academy Inner Alchemy Founder

